内容(「BOOK」データベースより)
「大切な人」の心の中がわからない、好きな気持ちをわかってもらえない、このせつない気持ちをどうしたら整理できるの…?ベストセラー『「大切な人」の心を離さない本』に続く―名心理カウンセラーが贈る、ヒーリング効果抜群の“読むサプリメント”。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
近藤/裕
教育学博士(臨床心理)、サイコセラピスト(心理療法士)。早稲田大学専門部を経て、西南学院大学を卒業。九州大学教育心理学教室で学び、米国に留学。米国カリフォルニア州バークレー市のヘリック・メモリアル病院で心理相談室長を12年間務め、帰国。
個人的には米国のバークレーで12年も働かれていたという著者のセラピー本が気になり手にとってみましたが、本書は大切な人の心が離れていった切なさから早く立ち直りたい方や今の愛をもっと深めたいと思っている人たちにむけて綴られたものです。
同じく米国に長くいる私からも参考になると思える点は
1章の切ない気持ちの整理方法からは
- 去った人の追憶にひたらない。相手が去ったという現実を受け入れないと、新しい人生を歩みはじめるのが難しくなる
- 自分の行為を冷静に振り返り、自分をよく知ること。例えば相手に気配りや思いやりを書いていたなど同じ過ちを繰り返さないための教訓につながる
- 「愛する技能」を身につける。相手を自分のものにしたいという所有欲はすてる
- 新しい恋を呼び込むには自分を愛し続け、自分の価値を低くするようなことはやめて、自分を大事にする
- 失恋のあとすぐに誰かとくっつかない、人を利用しない、自分で自分を癒やす方法を見つける
- 悲劇のヒロインから脱出すること
2章の同じ恋愛パターンを繰り返してしまう、からは
- たった一人の男性と別れたということは、全世界の独身の男性に会えるチャンス
- 人のせいにしたらまた同じ試練でつまずく
- 恋は失っていいもの。恋愛は繰り返すもの。失恋と恋愛を繰り返したあとの結婚は続くのが普通だ
3章の性の関係のあとで悩んでしまう、からは
- 自己理解を深める「なぜこういう関係にしてしまったのか」「その時の自分の生理的、心理的、精神的欲求は何だったのか?」といった振り返りをして自己理解を深める
4章の愛には余裕が必要、からは
- 自由は人間であるための必要条件
- 心の自由なスペースを感じながら一体感を味わう関係をめざす
5きらきら輝く一分後の自分、からは
- まず頭を空っぽにして無心になる
- 自分で自分をほめる、もてなす、大事にする、喜ばせる
最後に、人生の苦悩には皆意味があり、夜明けは必ずやってきます。失恋の数だけ人生は豊かになるのです!